Q&A

設備計画と住環境

Q.1 照明計画の考え方を教えてください。

A.「空間や情緒を楽しむための演出」が照明計画のコンセプトです。照明の位置・種類・明るさ・方向・仕上げの色などにより空間は大きく変化します。必要なところに必要なだけの明かりがあることで、落ち着きのある空間ができ、明かりを楽しむことができます。時にはオリジナルの照明器具をデザインして空間を演出したり、デザイナーとコラボレーションしたりしています。また、LED照明という言葉を最近よく耳にしますが、弊社では様々な選択肢の中から、それぞれの空間に適した照明を選定しています。

Q.2 換気の種類と方法にはどのようなものがありますか?

A.自然換気と機械換気があります。自然換気は、窓などの開口部から換気をする方式です。省エネですが、シックハウス法には適応していません。機械換気には3つの方法があります。「第1種換気」…給気も排気も機械を用いるため、換気がコントロールしやすいです。熱交換型※もこの方式に含まれます。「第2種換気」…機械給気と自然排気を用いる方式です。浄化した空気を強制的に給気するため、清潔さが必要なクリーンルームなどに用いられます。一般住宅ではあまり見られません。「第3種換気」…自然給気と機械排気を用いる方式です。臭いや熱が発生するトイレやキッチンに換気扇を設け、新鮮な空気が必要なリビングや居室から自然給気を行います。一般住宅で最も多く採用されています。
※排気によって逃げる熱を回収し、給気に移すことで熱ロスが少ない省エネなシステムです。

Q.3 給湯機は電気、ガス、石油、どれを選択したら良いですか?

A.電気、ガス、石油のいずれも性能が均衡しているため、どれが確実に良いとは言えないのが実状です。それぞれの特徴を把握し、ご自身の生活スタイルに合ったものを選ぶことをお薦めします。各給湯機の特徴は以下の通りです。「電気」…夜間の電気を使ってお湯を沸かし、貯めておきます。昼にわき増しをする場合、料金が割高になります。電気温水器が電気ヒーターでお湯を沸かすのに対して、エコキュートは空気の熱でお湯を沸かします。「ガス」…ガスを燃焼させてお湯を沸かします。本体には様々なカラーバリエーションがあります。従来のガス給湯機に加え、排熱を予備加熱に利用できるエコジョーズがあります。「石油」…石油を燃焼させてお湯を沸かします。定期的な給油が必要になりますが、井戸水に対する耐久性が高いものがあります。従来の石油給湯機に加え、排熱を予備加熱に利用できるエコフィールがあります。

 
[熱効率]
[イニシャルコスト]
[ランニングコスト(月平均)]
・電気温水器
100%
50万円
4,445円
・エコキュート
300%
85万円
1,308円
・ガス給湯機
80%
40万円
6,350円(都市ガス)/8,547円(LPガス)
・エコジョーズ
95%
45万円
5,525円(都市ガス)/7,435円(LPガス)
・石油給湯機
83%
40万円
3,893円
・エコフィール
95%
45万円
3,168円
 
 
※イニシャルコスト:初期投資    ランニングコスト:維持光熱費

Q.4 床暖房について教えて下さい。

A.床暖房の輻射熱は空気が乾燥しにくく、肌荒れやノドを痛める心配もありません。器具を倒す心配もないので小さなお子様や高齢者の方がいるご家庭にもおすすめです。一般的に3つのタイプに分類されます。「蓄熱式」…床下にヒーターと蓄熱材を敷設し、安価な深夜割引電力を利用して深夜にヒーターに通電して蓄熱材に熱を蓄え、昼間それを放出するシステムです。「電気式」…床下に敷設したヒーターの熱を直接利用します。電気式の中でも、サーモにより温度上昇を制御して、ランニングコストを抑えた遠赤外線式のものもあります。「温水式」…ガスや石油ボイラーで温水を作り、これを床内に循環させます。10畳分のランニングコストは下記を参照してください。

  [ 通電時間 ]
[使用時間]
[ランニングコスト(月平均)]
・蓄熱式 8時間(夜間)
自然放熱
約 4,500円
・電気式 16時間(使用時)
16時間
約 12,000円
・遠赤外線電気式 16時間(使用時)
16時間
約 6,000円
・温水式(都市ガス) 16時間(使用時)
16時間
約 9,000円
・温水式(LPガス) 16時間(使用時)
16時間
約 13,000円
・温水式(石油) 16時間(使用時)
16時間
約 5,500円

Q.5 薪ストーブを設置したいのですが・・・

A.弊社にも、薪ストーブを設置した物件があります。薪ストーブは、炎を熱源とする暖房機器です。ストーブや煙突からの放射熱効果もあり、温度ムラのない快適な暖かさが得られます。また、火を眺めてリラックスしたり、家族の憩いの場になったりと、住まいのシンボルとしての役割も果たします。その一方で、メンテナンスや安全性の確保も大切です。年に1回、シーズン終了後には、点検と掃除のメンテナンスが必要になります。また、接触による火傷にも注意しなければなりません。特に、小さなお子様がいる場合は、ストーブの本体が熱くなりすぎない対流式を選んだり、囲いを設置したり、というような工夫が必要です。薪置き場の確保も、設計段階で考えなければならない項目のひとつです。

Q.6 今話題になっているエコ発電設備にはどのようなものがありますか?

A.太陽光を利用したソーラー発電システムが代表的です。作った電気を家庭で利用できるのはもちろん、余剰電気を電力会社に販売価格相当で売ることが出来ます。近年売電金額が上昇し、国からの設置補助金制度もあって普及も伸びています。お住まいの地域によっては、県・市町村からも補助金がでますので、設置を検討する際には各窓口でご確認ください。その他には、ガスを燃料として小型エンジンで発電し、その排熱を利用して給湯や暖房を行うエコウィル(太陽光発電と併用が可能)や、ガスや灯油を燃料として発電しながらお湯をつくり給湯や暖房を行うエネファーム等があります。又定期点検が必要なエコウィルは補助金制度があるのに対し、エネファームには現在のところ補助金制度がありませんが、低騒音で定期点検が不要なところもポイントです。

Q.7 特別な設備を使用したいのですが対応してもらえますか?

A.ホームシアターを設置したい、ホームエレベーターを設置したい、手持ちのオーディオを設置したい等、設計から取り込んでいきます。機種によっては特別な配線が必要ですし、電源や配線を先行しておけば、配線が見た目にもすっきりとまとまります。又現場での調整も、施工会社・工事する業種・設計者・施主で現場定例を重ねて行います。

Q.8 防犯が気になるのですが・・・

A.アラーム音や光などを発する防犯設備を設置するのも一つの方法です。さらにドアやサッシなどの開口部には、侵入犯罪・窃盗犯罪の抑止効果が高い商品(ピッキング防止錠・防犯ガラス・シャッター)も沢山あります。インターホンには、留守中の訪問者の録画・録音機能や、敷地内の不審者を室内のモニターで確認できるなど、セキュリティ機能を向上させた商品も登場しています。但し、防犯が気になるからといって やみくもに鍵をかけてしまうと、生活がしづらくなります。弊社では、設計中に鍵を掛けるドアの箇所・シャッターや雨戸を設置する場所・センサーライトをつける場所等をシミュレーションしながら打合せをし、ご提案しています。その他に、警備会社にセキュリティ計画を依頼することも可能です。設計段階から打合せ・見積もりをし、工事監理中に他業者との調整を行っています。

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