Q&A - 設備計画と住環境 | 栃木・群馬・茨城・埼玉・東京・関東エリアを拠点に活動する建築家 栃木県小山市の羽鳥芳之建築設計事務所 | 住宅設計・店舗設計

Q&A

5.設備計画と住環境

Q.1 照明計画の考え方を教えてください。

「空間や情緒を楽しむための演出」が照明計画のコンセプトです。照明の位置・種類・明るさ・方向・仕上げの色などにより空間は大きく変化します。最近では間接照明といった壁や天井を照らして明るさを演出する手法も多く採用しています。必要なところに必要なだけの明かりがあることで、落ち着きのある空間ができ、明かりを楽しむことができます。時にはオリジナルの照明器具をデザインして空間を演出し、デザイナーとコラボレーションしたケースもございます。当事務所では様々な選択肢の中から、それぞれの空間に適した照明を選定しています。

Q.2 換気の種類と方法にはどのようなものがありますか?

建物の気密性が高まってきている事に伴い、24時間換気が法律で義務付けられています。そのため一般的な建物の居室は換気設備の設置が必要になります。換気には3つの方法があります。
「第1種換気」…給気も排気も機械を用いるため、換気がコントロールしやすいシステムです。熱交換型※もこの方式に含まれます。
「第2種換気」…機械給気と自然排気を用いる方式です。浄化した空気を強制的に給気するため、清潔さが必要なクリーンルームなどに用いられますが、一般住宅ではあまり採用されません。
「第3種換気」…自然給気と機械排気を用いる方式です。臭いや熱が発生するトイレやキッチンに換気扇を設け、新鮮な空気が必要なリビングや居室から自然給気を行います。一般住宅で最も多く採用されています。
※排気によって逃げる熱を回収し、給気に移すことで熱ロスが少ない省エネルギーなシステムです。

Q.3 全館空調について興味があります。

当事務所では、調湿・換気を組み合わせた全館空調システムを採用した実績がございます。換気をしながらも室温・湿度を快適に保つことができ、居室以外の廊下等にも空調機を設置するので、建物内の温度と湿度がほぼ一定になります。又、吹抜リビングと2階ホールが繋がる様な開放的な空間を創ることが可能です。但し、システムによっては大きな室内機や空調ダクトを設置するスペースが必要になるため、設計時の早い段階で採用の有無を検討していく必要があります。

Q.4 床暖房を検討しています。

床暖房は足元から暖かくなることがとても魅力的で、住宅新築時・リフォーム時に採用を検討される方が増えています。床暖房の輻射熱は空気が乾燥しにくく、肌荒れやノドを痛める心配もありません。器具を倒す心配もないので小さなお子様や高齢者の方がいるご家庭にもおすすめです。一般的に3つのタイプに分類されますが、現在は温水式が主流です。但し、暖房機能のついた給湯器や床暖房専用のヒートポンプが必要になるため、洗面・キッチン等の少ない面積のみに採用するのであれば電気式の方がイニシャルコストは抑えられます。
「温水式」…給湯器やヒートポンプで温水を作り、これを床内に循環させます。
「電気式」…床下に敷設したヒーターの熱を直接利用します。電気式の中でも、サーモにより温度上昇を制御して、ランニングコストを抑えた遠赤外線式のものもあります。
「蓄熱式」…床下にヒーターと蓄熱材を敷設し、安価な深夜割引電力を利用して深夜にヒーターに通 して蓄熱材に熱を蓄え、昼間それを放出するシステムです。

Q.5 薪ストーブに興味があります・・・

当事務所でも、薪ストーブを設置した事例があります。薪ストーブは、炎を熱源とする暖房機器です。ストーブや煙突からの放射熱効果もあり、温度ムラのない快適な暖かさが得られます。また、火を眺めてリラックスしたり、家族の憩いの場になったりと、インテリアとしての役割も果たします。その一方で、メンテナンスや安全性の確保も大切です。年に1回、シーズン終了後には、点検と掃除のメンテナンスが必要になります。また、接触による火傷にも注意しなければなりません。特に、小さなお子様がいる場合は、ストーブの本体が熱くなりすぎない対流式を選んだり、囲いを設置したり、というような工夫が必要です。薪置き場の設置も、設計段階で考えなければならない項目のひとつです。

Q.6 太陽光発電について教えてください。

太陽光発電は、文字通り自然エネルギーである太陽光を利用して発電するエコ設備の一つです。作った電気を家庭で利用する事はもちろん、余剰電気を電力会社に売ることができます。設置する太陽光パネルの目安は、一般的に4人家族で4kw以上、導入費の目安としては1kwあたり約30万程度になります。太陽光発電の買電価格は残念ながら、年々下がりつつありますが、導入後10年間は導入時の買電価格が保証されています。日照時間等の条件によっても異なりますが、約10年〜15年程度で導入時のイニシャルコスト分を回収出来ると言われています。太陽光発電は新築時に設置する事で足場代等の工事費が抑えることができます。当事務所では、設置のご希望がある場合、事前に太陽光発電の工事業者に見積をとり予算配分に計上して、新築時に設置できるように配慮しています。

Q.7 特別な設備を使用したいのですが対応してもらえますか?

ホームシアターを設置したい、ホームエレベーターを設置したい、手持ちのオーディオを設置したい等、設計から取り込んでいきます。機種によっては特別な配線が必要ですし、電源や配線を先行しておけば、配線が見た目にもスッキリとまとまります。又、工事中の調整も、施工会社・工事する専門業者・設計者・施主で現場打合を重ね、進めていきます。

Q.8 防犯が気になるのですが・・・

アラーム音や光などを発する防犯設備を設置するのも一つの方法です。さらにドアやサッシなどの開口部には、侵入犯罪・窃盗犯罪の抑止効果が高い商品(ピッキング防止錠・防犯ガラス・シャッター)も沢山あります。最近のカメラ付きインターホンには、留守中の訪問者の録画・録音機能や、敷地内の不審者を室内のモニターで確認できるなど、セキュリティ機能を向上させた商品も登場しています。但し、防犯が気になるからといって全てに鍵をかけてしまうと、生活がしづらくなります。当事務所では、設計中に鍵を掛けるドアの箇所・シャッターや雨戸を設置する場所・センサーライトをつける場所等をシミュレーションしながら打合せをし、ご提案しています。その他に、警備会社にセキュリティ計画を依頼することも可能です。設計段階から打合せ・見積をし、工事監理中に他業者との調整を行うことで警備機器の配線等が室内に露出しないように配慮します。

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当事務所所長羽鳥が、建築に対する考えや想いを綴ったコラムです。住まいを考える参考に、または建築への興味喚起に。ぜひご覧になってください。

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住まいづくりを行う中で多く寄せられた、住宅に関する様々な疑問や不安を、Q&A形式でご紹介いたします。

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